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緊急支援情報
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東日本大震災緊急募金
2012/12/21
第178報 「未来の七郷〜;20才になったときのまちの姿」発表会
2012/12/20
第177報 ユニセフ「祈りのツリープロジェクト」子どもたちと100名のユニセフサンタでオーナメントづくり
2012/12/17
第176報 お父さん支援を広げたい 父子家庭+父親支援プロジェクト
2012/12/10
第175報 心理社会的支援:気仙・子どものこころのケアセンター相談室の建設支援
2012/12/07
第174報 東北の子どもたちの幸せを願う 11本の「祈りのビッグツリー」
2012/11/16
第173報 子どもの保護:虐待防止地域ネットワークづくりに向けた研修実施
2012/11/16
第172報 子どもの保護:家庭におけるリスクの発見と対応に関する研修実施
2012/11/20
第171報 宮城県 名取市長ご来協 「感謝の盾」贈呈
2012/11/14
第170報 大槌町の小学校で「未来の教室」ワークショップ開催
2012/11/4
第169報 ふるさと相馬子ども復興会議全体発表会の開催報告
2012/11/13
第168報 ユニセフ「祈りのツリープロジェクト」ボランティア110名募集中!
2012/11/7
第167報 Tegami project 海を越えてつながった子どもたちの想い
2012/11/2
第166報 今年も、銀座・有楽町、東北の11ヵ所に、『祈りのビッグツリー』登場!
2012/10/25
第165報 宮城県石巻:社会の仕組みを学ぶ 実体験型まちづくり!
2012/10/20
宮城県気仙沼: “お迎えの壁”を作ろう! 園児たちが、思い出の詰まったブロック作り あしのめ学園「子育て支援センター」建設支援
2012/10/19
第164報 福島市でCAPスペシャリスト養成講座終了
2012/10/3
第163報 インフルエンザ予防接種費用助成を今年も実施 子ども16万人を対象に
2012/9/12
第162報 震災から1年半。新しい施設で再スタート 気仙沼市マザーズホーム・牧沢きぼう(旧一景島)保育所 落成式
2012/8/27
あさひ幼稚園 新学期に子どもたちの歓声
2012/8/24
ふじ幼稚園(宮城県山元町)落成式
2012/8/24
井内保育所(石巻市) 落成式 アグネス大使 歌や読み聞かせで子どもたちと交流
2012/7/30
第161報 南三陸の命の木で建てられた新園舎 あさひ幼稚園 落成式
2012/7/6
第160報 アフガニスタンと福島の高校生 七夕に“再会”
2012/6/1
第158報 現場を支える方々
2012/6/25
第159報 長谷部誠さん 被災地再訪、第三回募金贈呈式
2012/6/29
牡鹿地区保育所(宮城県石巻市) 落成式 子どもたちが記念の植樹
2012/5/3
第157報 宮城県南三陸町あさひ幼稚園で上棟式
2012/5/3
第156報 岩手県大槌町:町中の子どもたちが集まれる遊び場をつくろう! 遊具お披露目式を開催
2012/4/25
第155報 Tegami project 韓国の子どもたちから届いた手紙を福島の子どもたちに届けました
2012/4/9
第154報 石巻市給食食器支援
2012/4/4
第153報 みなさん、ありがとうございます 新しい園舎での入園式
2012/3/31
第152報 「山田町おやこクッキングカフェ」開催
2012/3/22
第151報 吉里吉里保育園10名が元気に卒園
2012/3/22
第150報 震災から1年 子どもたちが元気な姿を披露
2012/3/22
第149報 子どもたちとそのご家族のために—;青年海外協力協会(JOCA)との連携事業
2012/3/19
第148報 被災した子どもたちの気持ちに寄り添うサポートを「つらい体験後の未就学児のためのマニュアル」を発行
2012/3/15
第147報 『3.11 ユニセフ 東日本大震災報告写真展』
2012/3/7
第146報 緊急・復興支援活動 1年報告会 開催報告
2012/3/2
第145報 世界からの応援メッセージ
2012/2/28
第144報 『3.11 ユニセフ 東日本大震災報告写真展』がNY国連本部で開催
2012/2/23
Tegami project ウクライナとハンガリーの子どもたちから届いた手紙を福島の子どもたちに届けました
2012/2/17
第143報 緊急・復興支援活動1年報告会のご案内
2012/2/7
第142報 全国の保育士が被災地の仲間のために〜;
2012/2/3
第141報 Tegami project 中国の大学生から届いた手紙を岩手県立大学に届けました
2012/1/30
第140報 岩手県大槌町の幼稚園 仮設園舎での始業式
2012/1/25
第139報 被災3県でのインフルエンザ予防接種費用助成を実施中
2012/1/24
ユニセフ報告会(参加者募集)「東日本大震災とソマリア飢饉から学んだこと−;日本そして世界の大災害に我々は何をなすべきか?」
2012/1/10
第138報 被災地に、子どもたちの図書館が戻ってきました 「名取市図書館どんぐり子ども図書室」完成
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東日本大震災緊急募金 第169報
ふるさと相馬子ども復興会議全体発表会の開催報告

【2012年11月4日 福島発】

11月4日、震災の福島県相馬市で「ふるさと相馬子ども復興会議」全体発表会が開催されました。昨年11月に開催された「相馬の子どもが考える東日本大震災」発表会に引き続き2回目となります。昨年の発表会は震災からようやく半年が過ぎたところで、子どもたちは震災を通して身を持って経験した生と死や生活の大きな変化に対して、何を思い、考えるのかをありのままに表現しました。あれから1年、一回りも二回りも大きく成長した子どもたちは、前向きに、明るい眼差しで、ふるさとである相馬市の復興の様子や今後の課題、そして未来の相馬の姿について自分の言葉で語りました。

主催者である相馬市教育委員会は、未来を担う子どもたちに震災の教訓を引き継ぐことが重要であると考えると同時に、子どもたちのきらきらした柔軟な発想力、まっすぐな実行力が震災復興の大きな力になるという信念のもと、この度の発表会を開催しました。また、子どもたち自身がふるさとの相馬をどうしたいのかを考える機会を持つことで、学校で学ぶことの意味や生きる意味をあらためて子どもに問いかけ、「生きる力」を育成することにもつながります。

日本ユニセフ協会は、子どもたちがふるさとである相馬市について考え、発表する機会を設けることで、子どもたちをエンパワーメントし、復興計画のなかに子どもたちの声が積極的に取り入れられるよう、そして復興に向けたまちづくりに子どもたちも参画できるよう、相馬市教育委員会主催の発表会を昨年から継続して支援しました。

参加したのは、相馬市内の小学校10校、中学校5校で、各校の代表者が3名のチームとなり、各校でまとめられた内容をパワーポイントや映像資料を用いて発表。前年度の発表内容を活かして校内アンケートの比較分析をする学校もあれば、朝のあいさつキャンペーンやボランティア活動など、この一年で自分たちが実際に行動に移せたことを報告したり、これからの相馬について地域のおとなにインタビューを実施したり、原子力発電に代わる自然(再生可能)エネルギーの活用について調査し、これからの日本で火力、原子力、自然エネルギーをどう現実的に組み合わせていけるのかについて発表する学校もあり、それぞれの個性が光る内容豊かな全体発表会となりました。

なかでも、ふるさとの相馬に届いた世界中からの支援への感謝、自然エネルギー活用への高い関心、「心の扉」であるあいさつの大切さ、「相馬の未来は私たちの手で」という強い決意、そしてそのために今自分たちはどんなに苦しくても勉強して「頭を鍛えなければいけない」、「愛する美しい相馬市の未来を決してあきらめない」という思いはどの学校にも共通していました。また、言葉だけで終わらせずに実践すること、さらにその行動の結果を積極的に外へ発信していくことの重要性が複数の学校から指摘されました。

堀川利夫 相馬市教育委員教育長は、この一年の子どもの成長について次のように話しました。「子どもたちの成長には目覚しいものがあります。多くの子どもたちが自然と『自分たちは生かされている』と口にするようになりました。日本国内そして世界の人々から支援を受けたことで、人は一人で生きているのではなく、生かされているのだと実感したようです。このことがいかに素晴らしいか伝わりますでしょうか」

発表を終えた子どもたちは、発表中に見せた凛々しい表情から一転、ほっとしたような可愛らしい笑顔を見せました。発表に立ち会った先生は、来年は今年の発表成果を踏まえてより具体性を持った内容に発展していきそうだ、と誇らしい様子で語りました。

写真クレジット全て:© 日本ユニセフ協会

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