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公益財団法人日本ユニセフ協会
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エボラ出血熱緊急募金 第27報
エボラ出血熱・シエラレオネ
9/19〜21戸別訪問キャンペーン実施
国内150万世帯を訪問、予防・感染拡大阻止を啓発

【2014年9月18日 フリータウン(シエラレオネ)発】

エボラの症状や予防法について住民に伝える様子。(シエラレオネ)
© UNICEF/NYHQ2014-1065/Romero Torrecilla
エボラの症状や予防法について住民に伝える様子。

シエラレオネでは9月19日〜21日の3日間、国内の150万全世帯を対象に、エボラ出血熱に関する公共情報キャンペーンを実施します。本キャンペーンはコミュニティの協力を得て、エボラ出血熱の感染拡大を阻止することを目指しています。ユニセフは、シエラレオネ政府が進める本キャンペーンに協力。啓発ツールの提供を含め、技術的かつ財政的な支援を行っています。

ユニセフ・シエラレオネ事務所代表のローランド・モナーシュは「これまでラジオやテレビ、印刷物を通じてエボラに関する情報を発信してきましたが、十分行き届いていませんでした。これらの情報を、必要とする人たちのもとへ届けなければなりません」と述べました。

国内全世帯を戸別訪問

本キャンペーン(The Ose to Ose Ebola Tok)は、現地語で戸別訪問を意味します。研修を受けた若者やボランティアなど2万8,500人以上が、国内の150万全世帯を訪問し、家族をエボラ感染から守る方法や感染拡大を防ぐ方法を説明します。

シエラレオネ国内では、エボラによる死亡者が続き、コミュニティが荒廃しています。エボラを阻止するための十分な医療ケアの提供とともに、予防にあたって必要なアドバイスや正しい情報、説明を行うことは、極めて重要です。

モナーシュ代表は「本キャンペーンは、住民の方たちがエボラについて何を知っているかを把握できる機会でもあります。話を伺い、正しい情報が伝わっていないことがわかれば、その場で伝えることができます。すべての家庭とコミュニティ、そしてすべての治療センターで、エボラと闘わなくてはなりません」と述べました。

■参考情報:シエラレオネにおけるエボラ出血熱の状況(2014年9月16日 シエラレオネ政府発表情報より)
感染者数累計:1,532名、死亡者数:474名、回復者数:329名

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