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ユニセフ協会からのお知らせ

“新たな道”を造る
アグネス大使ナイジェリア視察報告

【2013年4月23日 東京発】

© 日本ユニセフ協会/2013/M.Miura

「ユニセフは、ナイジェリアで、支援の“新たな道”を造っていました」
9日間の日程で西アフリカ・ナイジェリアの商都ラゴスを訪れていた日本ユニセフ協会のアグネス・チャン大使は、現地で見てきたユニセフの“公平性戦略”の最前線での取り組みの様子を、こう報告しました。

NGOが活躍するようになってからまだ日の浅いナイジェリア。他の多くの国々と異なり、政府機関のみがユニセフの支援のパートナーという時代が長く続きました。しかし、5年から10年ほど前より、急速な経済発展と貧困層の拡大を背景に、多くの市民が様々な社会問題の解決に取り組み始め、NGOは、今や、ナイジェリアの教育や福祉、保健・医療などのサービスの提供に、欠かすことができない存在になりました。

© 日本ユニセフ協会

平均値に埋もれた子どもたち

「今まで15回、様々な国を訪れましたが、ナイジェリアは本当に過酷でした」 22日の報告会で、アグネス大使は、ラゴス市内に100カ所ほどあるといわれるスラムの子どもたちが置かれている状況を説明。そうした、最も支援を必要としている人々・子どもたちが置かれている現状とそれに対する行政側の認識との間にあるギャップを明らかにし、その差を埋めていく取り組みを紹介しました。ほかにも、ユニセフが進めているSMSを使った出生登録などの事例も取り上げました。

「平均値の影に埋もれた子どもたちが見えてくるようになりました。だれに焦点をあわせればよいのか?官と民がどのように手を組めばいいのか?ユニセフは、ナイジェリアで、“新しい支援の道”を造っています」(アグネス大使)

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