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ユニセフ協会からのお知らせ

子どもデジタル写真プロジェクトEYE SEE V
南アフリカの子どもたちが気候変動の影響をテーマに撮影

2009年12月7日から11日までの5日間、南アフリカの3州から集まった18人の子どもたちが、ユニセフの写真家 ジャコモ・ピロッツィによる写真ワークショップに参加しました。この濃密な5日間のワークショップのテーマは「気候変動」。まさにコペンハーゲンで開催中の世界の首脳が一同に会する気候変動に関する国際会議と平行して行われた「子どもの気候変動フォーラム」(11月28日〜12月4日開催)の機運に続くものとなりました。

© UNICEF/South Africa/2009/Giacomo Pirozzi
EYE SEE写真ワークショップで学んだ写真テクニックを初めて実践する子どもたち。

今回の写真ワークショップはソニー株式会社のご支援によってユニセフ南アフリカ事務所が主催し、ヨハネスブルグ郊外にあるムルダーズドリフトで開催されました。「EYE SEE」というプロジェクトタイトルで継続して行われている子どもたちのための写真プロジェクトのひとつで、これまでにマダガスカル、ルワンダ、リベリア、そしてパキスタンで実施してきました。このプロジェクトは、写真によるルポルタージュスキルを学ぶトレーニングを通し、子どもたちが自分に影響を及ぼす社会問題に対する理解をより深め、また学校、家庭、そしてコミュニティの啓発活動の術を身につけることを目的としています。

ワークショップ最初の2日間、子どもたちは基本的な写真技術や良い写真を撮るためのテクニックを学びました。また、「気候変動」が自分たちの生活に及ぼしている影響に関するディスカッションも行いました。ワークショップ3日目の朝早くに、カメラを手にワクワクした様子の18人の子どもたちは、テーマを表現する写真を撮るため、また環境問題に関するコミュニティの人たちの考えを聞きに、ヨハネスブルグ周辺のコミュニティを訪れました。また、子どもたちはミーティングを開いて、気候変動の影響や環境悪化を軽減する行動の実行計画を作成しました。

© UNICEF/South Africa/2009/Giacomo Pirozzi
ワークショップ3日目の撮影日。アルバート・テッフォ(15歳)は、良いカメラアングルでお鍋を撮影するため腰を落とし目線を低くしている。

ハウテン州テンビサ出身のタバンとズウェラケは、自分のコミュニティに帰ったら、同級生や同年代の子どもたちに気候変動について教え、環境に対して責任感のある大人になるよう働きかけていくことを目標としています。「家を建てるためには、しっかりとした基盤が必要です。気候変動に関する問題への取り組みは教育から始まります。」と、タバンは言います。

子どもたちがカメラとノートを持って生き生きと外に飛び出し、テーマに関わる写真を撮影したり状況を記録したりする様子を見て、現場を視察したソニー株式会社CSR部CSRマネージャーのシッピー光氏は、以下のようにコメントしました。「ソニーはEYE SEEワークショップを通じて子どもたちが重要な社会問題に取り組み、未来に向かって進むために大切なコミュニケーションスキルを身につける貴重な機会を提供できることを嬉しく思います。」

「ユニセフはずっと、変化を起こそうとする子どもたちの力を信じてきました。彼らのように環境問題に強い関心を持つ子どもたちが、新しく習得した知識やスキルを自分たちのコミュニティに持ち帰り、尽きることのないエネルギーとともに学校やコミュニティのクラブ活動に活用してくれることを信じています。」と、ユニセフ南アフリカ事務所の青少年育成セクションの専門家ノクチュラ・プルーセントは話します。

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子どもの世界と「子どもの権利」

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