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人間の安全保障シンポジウム
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■日時: | 平成22年7月15日(木)13:30〜17:00(12:45開場) (途中休憩あり) |
■場所: | 早稲田大学大隈講堂(地図) |
■主催: | 外務省、国際連合、早稲田大学(大学院アジア太平洋研究科、グローバルCOEプログラム「アジア地域統合のための世界的人材育成拠点」) |
■後援: | 朝日新聞社 |
我が国は、人間の安全保障の推進を日本外交の柱の一つとして位置付け、二国間援助や我が国が国連に設置した人間の安全保障基金等を通じた支援により、人間の安全保障の実現に努めています。また、国際社会における人間の安全保障概念の普及のため、緒方貞子現国際協力機構理事長が共同議長を務める人間の安全保障委員会への支援や、人間の安全保障フレンズ会合を立ち上げるなど、人間の安全保障の推進において国際社会で主導的な役割を果たしています。
このような我が国の努力もあり、近年の国連やG8、ASEANといった国際会議の文書では、人間の安全保障についての記述が盛り込まれるようになってきています。本年4月には、我が国の積極的な働きかけの結果、人間の安全保障に関する国連事務総長報告が発表され、5月には国連総会において初めて人間の安全保障に関する公式討論が開催されました。
また、様々な国際機関や地域機構、NGOも、人間の安全保障の実現を目指した支援活動を積極的に行っています。さらに、世界経済フォーラムにおいても人間の安全保障をグローバルな安全保障のための概念として取り上げられるなど、人間の安全保障は、グローバル化する現代の国際社会が直面する課題に効果的に対処する概念として国際社会において広く認識・議論されるようになってきています。
本年は、我が国が人間の安全保障を外交の柱と位置付けてから10年目の年に当たります。この節目の年に開催する今回のシンポジウムでは、人間の安全保障の普及・実現に携わってきた緒方貞子国際協力機構理事長他、人間の安全保障委員会委員や、ムーサ・アラブ連盟事務総長等の地域機構関係者、マロック・ブラウン世界経済フォーラム副会長、国連関係者などを迎え、人間の安全保障の歴史・これまでの取組について評価するとともに、特にMDGs達成に向け、地域機構や国際機関、開発金融機関、そして我が国が果たすべき役割について議論する予定です。
第1部
人間の安全保障の歴史やその意義、国連機関などにおいてどのような取組が行われてきたのか、研究者の視点からみた人間の安全保障などについて、緒方人間の安全保障委員会共同議長やナンビアール国連官房長等がプレゼンテーションを行います。また、来場者からの質問も受け付けます。
第2部
地域機構のリーダーに人間の安全保障実現に向けた取組についてお話をいただいた後、国連機関や国際開発金融機関幹部や第1部のプレゼンターなども交えて、人間の安全保障の一層の推進に向けた方策、日本の役割などについて活発な討論を行います。
プログラムの詳細はこちら(早稲田大学HP アジア地域統合のための世界的人材育成拠点) »
参加ご希望の方は、こちら(早稲田大学ホームページ)から参加登録を行うようお願いいたします。「受付受領」の電子メールを送付いたします。
<注意事項>
ご来場に際しては、「受付受領」の電子メールを印刷して、持参してください。また、当日、本人確認できるように身分証明証等をご持参いただきますようお願い申し上げます。
<お問い合わせ>
またシンポジウムについてのご質問・ご不明な点等がございましたら、外務省国際協力局地球規模課題総括課石原又は福木まで、電話(03-3580-3311[外務省代表])又は電子メール(hs-symposium@mofa.go.jp)にてお問い合わせください。