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シリア緊急募金 第119報
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© UNICEF/UNI162703/Yurtsever |
ポリオの予防接種を受ける子ども(トルコ)。 |
2014年6月11日以降、緊迫した情勢が続くイラク。北部のモスルからクルド自治区には50万人が避難したとみられ、一方で、西部のアンバールからも多くの人が避難しています。これまで、シリアからイラクに逃れ、難民となった方は20万人以上、主な避難先はクルド自治区です。これらに加え、5月にはバグダッドでポリオの感染(2件目)を確認。ユニセフは、避難民、難民双方への支援活動を展開しています。ユニセフの情勢レポートから、最新のシリアと周辺国の情勢とユニセフの支援活動についてお伝えします。
◆2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数(6月14日時点)
2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数 (6月14日時点) |
グラフ:シリア難民予測値と難民数の比較 注:本報告書での目標値は、12月時点の「地域支援計画」に対したものである |
◆シリア国内で影響を受けた
子どもの数:4,299,600人
人々の数:9,347,000人
(SHARP 2014)
◆シリア周辺国で難民として登録
または登録待機中の
子どもの数:1,445,555人
人々の数:2,858,188人
(2014年6月14日)
◆必要とされている資金(2014年)
シリア国内:2億2,219万米ドル*
シリア周辺国:6億1,302万米ドル*
(*2014年1月-12月、中期評価は反映されていない)
◆資金要請のうち不足している割合
<各国の支援活動に必要な資金> |
グラフ:シリア緊急支援に必要な資金要請に比べた不足額 68%が不足している(緑:充足分、赤:不足分) |
シリア危機:避難民などの数(2014年6月14日時点)
■シリア国内
影響を受けた人々* | 9,347,000人 |
影響を受けた子どもち(18歳未満) | 4,299,620人 |
国内避難民の数* | 6,520,000人 |
国内避難民となった子どもの数 | 2,990,200人 |
アクセスが限られている場所に住む人々 | 350万人 |
包囲されている場所に住む人 | 242,000人 |
アクセスが限られている場所に住む子ども | 最大100万 |
出典:*OCHA、2014
他の数値は、人口46%が18歳未満の子どもであるという2011年の調査及びUNHCRの推計値に基づく
■周辺国
難民として登録された人 | 影響を受けた子ども (18歳未満) |
影響を受けた子ども (5歳未満) |
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レバノン | 1,047,898人 (登録待機中:52,588人) |
555,386人 | 203,292人 |
ヨルダン | 597,328人 | 314,195人 | 108,116人 |
イラク | 225,409人 | 91,741人 | 32,910人 |
トルコ | 773,864人 | 412,470人 | 137,748人 |
エジプト | 137,734人 | 59,777人 | 18,319人 |
出典:UNHCR、2014年6月14日
※レバノン:別途、地域が受け入れているシリアの人々130万人と推定
イラクにおけるシリア難民について
ユニセフ・イラク事務所は、国内避難民、シリア難民の支援活動に奔走しています。4月11日以降、国境は開いているものの、クルド自治政府は「人道上必要」と判断した場合のみ、シリア国民を受け入れ。具体的な日付がなく、国境が閉鎖されることもある。
イラク国内にあるシリア難民キャンプとキャンプに避難している人数
ドミズ(Domiz 7万4,201人)、ガウィラン(Gawilan 2,503人)、 ダラシャラカン(Darashakran 6,989人)、 カウェルゴスク(Kawergosk 5,881人)、クシュタパ(Qushtapa 3,244人)、バシルマ(Basirma 4,013人)、 アルバット(Arbat 1人※)、オベイディ(Al-Obeidy 1,672人)
8カ所のキャンプに、計11万3,981人が避難(※レベル2の登録手続き待機中の1万5,672人を含む)
※アルバット難民キャンプでは、難民登録手続きが開始しておらず、現時点では1名のみ登録あり
※UNCHR 4月30日発表
イラク西部のアンバール州での武力衝突発生以降、同州からクルド自治区へ避難するイラク市民が増加、5月15日時点で7万2,325世帯がアンバール州から避難。