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シリア緊急募金 第129報
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© UNICEF Syria/2014/Kumar Tiku |
アレッポ市の避難所にある給水施設で水を汲む子どもたち。 |
中東にも到来した夏。シリア国内では水処理施設や電力施設への攻撃によって、浄水機能が低下し、厳しい暑さの中、下痢や腸チフス、A型肝炎、コレラといった病気が流行する恐れが高まっています。
国内では、停戦合意によって人道アクセスが可能となった場所がある一方で、下校中のホムスの少年たち約140名が誘拐されたまま1カ月が過ぎ、アレッポでは少女4名が迫撃砲で殺害されました。内戦に何ら責任のない子どもたちが、犠牲になり続けています。
一方で、7月16日、国連は、シリアへの人道支援アクセスに関する安保理決議2165を全会一致で採択しました。本決議により、最大290万人以上に必要不可欠な支援が行えるようになり、シリアで支援を必要としている人たちに支援を届ける我々の取り組みの突破口となることが期待されています。
ユニセフの情勢レポートから、最新のシリアと周辺国の情勢とユニセフの支援活動についてお伝えします。
グラフ:シリア難民予測値と難民数の比較 |
◆シリア国内で支援を必要とする
子どもの数: 5,090,000人
◆シリア国内で影響を受けた
人々の数:10,803,500人
(SHARP 2014 改訂版)
◆シリア周辺国で難民として登録
または登録待機中の
子どもの数:1,475,061人
人々の数:2,873,362人
(2014年7月16日)
◆必要とされている資金(2014年)
シリア国内: 1億9,379万米ドル*
シリア周辺国:5億7,028万米ドル*
*2014年1月-12月:中期評価反映
◆資金要請のうち不足している割合:60%
グラフ:シリア緊急支援に必要な資金要請に比べた不足額 60%が不足している(緑:充足分、赤:不足分) |
シリア危機:避難民などの数(2014年6月14日時点)
■シリア国内
影響を受けた人々* | 10,803,500 人 |
影響を受けた子どもたち(18歳未満) | 5,090,000人 |
国内避難民の数* | 6,455,000人 |
国内避難民となった子どもの数 | 3,033,850人 |
出典:*OCHA、2014
他の数値は、人口47%が18歳未満の子どもであるという2011年の調査及びUNHCRの推計値に基づく
■周辺国
難民として登録された人 | 影響を受けた子ども (18歳未満) |
影響を受けた子ども (5歳未満) |
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レバノン | 1,088,936人 (登録待機中:39,257人) |
577,136人 | 211,254人 |
ヨルダン | 606,716人 | 318,526人 | 109,209人 |
イラク | 218,597人 (登録待機中:1,613人) |
89,188人 | 32,352人 |
トルコ | 779,457人 | 415,451人 | 138,743人 |
エジプト | 138,289人 | 59,741人 | 18,116人 |
出典:UNHCR、2014年7月16日
※レバノン:別途、地域が受け入れているシリアの人々130万人と推定