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シリア緊急募金 第148報
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© UNICEF/2014 |
シリア難民の子どもたちに、再び雨と雪を伴う寒い冬が到来。 |
ユニセフの情勢レポート(2014年10月14日〜2014年11月12日)から、ユニセフの支援活動のハイライトと避難民・難民(国別)数などをご報告します。
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中東地域の情勢が複雑化する中、シリア危機の影響を受けている子どもたちにまた厳しい冬が迫っています。ユニセフはパートナー団体とともに、子どもたちが越冬に必要な物資を手に入れられるよう、支援を急いでいますが、人道アクセスの確保の問題と資金不足とにより、困難を極めています。
シリア国内では、ユニセフが支援の対象とする避難民の子どもたちの数は40万にのぼりますが、4つの優先支援地域であるホムス、タルトゥース、アレッポ、カミシリで提供するための防寒キットが、僅か21万7,600着しか確保できていません。イラクでも同様に、資金不足のため、20万人以上のシリア難民の子どもたちが、防寒着がないままの冬を迎える恐れがあります。
© UNICEF/2014 |
ユニセフの支援物資を受け取ったシリア難民の家族。 |
◆2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数 (11月13日時点)
2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数 (11月13日時点) |
グラフ:シリア難民予測値と難民数の比較 |
◆シリア国内で支援を必要とする
子どもの数: 5,600,000人
人々の数: 12,184,000人
(HNO 2014年11月)
◆シリア周辺国で難民として登録
または登録待機中の
子どもの数:1,747,753人
人々の数:3,209,157人
(2014年11月13日)
◆必要とされている資金(2014年)
シリア国内: 1億9,379万米ドル*
シリア周辺国:5億7,028万米ドル*
*2014年1月-12月:中期評価反映
◆資金要請のうち不足している割合
<各国の支援活動に必要な資金> |
グラフ:シリア緊急支援に必要な資金要請に比べた、各国の不足額 42%が不足している(緑:充足分、赤:不足分) |
【シリア危機:避難民等の数(2014年11月13日時点)】
■シリア国内
支援を必要とする人々* | 12,184,000人 |
支援を必要とする子どもたち(18歳未満) | 5,090,000人 |
国内避難民の数* | 1,080,000人 |
国内避難民となった子どもの数 | 3,500,000人 |
アクセスが限られている場所に住む人々 | 4,859,510人 |
包囲されている場所に住む人々 | 212,000人 |
アクセスが限られている場所に住む子ども | 最大200万人 |
出典:*OCHA、2015 Humanitarian Needs Overview
他の数値は、人口の47%が18歳未満の子どもであるという2011年の調査及びUNOHCHRの推計値に基づく
■周辺国
難民として登録された人 | 難民の子ども (18歳未満) |
難民の子ども (5歳未満) |
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レバノン※ | 1,128,125人 (登録待機中:9,160人) |
600,163人 | 218,856人 |
ヨルダン | 618,420人 (登録待機中:0人) |
324,671人 | 111,934人 |
イラク※※ | (避難生活を送る人) 6,520,000人 |
(避難生活を送る18歳未満の子ども) 2,990,200人 |
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トルコ | 896,702人 (登録待機中:169,200人) |
568,126人 | 189,731人 |
エジプト※※※ | 140,023人 (登録待機中:0人) |
60,630人 | 18,343人 |
出典:UNHCR、2014年11月13日
※レバノン:別途、地域が受け入れているシリアの人々 150万人と推定 (RRP6推計より)
※※イラクのデータ出典:SHARP2014。避難生活を送る子どもの値は、人口の46%が18歳未満の子どもであるという2011年の調査及びUNOHCHRの推計値に基づく
※※※エジプトのデータ出典:UNHCR、2014年10月15日