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シリア緊急募金 第134報
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© UNICEF/NYHQ2013-1390/Noorani |
父親や姉妹と一緒に車いすで避難しているヨルダンにある学校に通う6歳のサファちゃん。一家は紛争で自宅が破壊され、サファちゃんは暴力に巻き込まれて右足を失った。 |
この1年での主な成果は以下の通りです。
© UNICEF/ NYHQ2013-1440/Noorani |
テントの外で食器を洗う13歳の女の子。シリアからヨルダンに避難しているが、避難後は学校に通えていない。 |
報告書は、10代の青少年期の子どもたちが、最も厳しい状況にあり、支援を受けられていないことを指摘。青少年期の子どもたちが、自身が置かれている状況への怒りや失望によって、武装グループに引き寄せられやすくなっていると警鐘を鳴らしています。こうした子どもたちを戦闘に関与させないためには、機会を作ることが重要です。
「失われた世代にしないために」イニシアティブは、2014年のシリアと周辺国での教育と子どもの保護支援のために、8億8,500万米ドル(約964億6,500万円 ※1米ドル=109円で換算)の資金を要請してきました。これまでに34%にあたる3億100万米ドルが提供されましたが、5億8,400万米ドルが不足しています。
追記:
同日ユニセフ本部で行われた会議において、EU、DFID(英国国際開発省)、USAID(米国国際開発庁)やそのほかのパートナー団体から、本イニシアティブへ3億4,700万米ドルの資金が提供されることが発表され、ユニセフは歓迎の意を表しました。
© UNICEF/NYHQ2013-1389/Noorani |
シリアから避難し、レバノンの非公式テント居住区に身を寄せている子どもたち。家族が暮らすテントの家の中でアルファベットの練習をしている様子。 |
■「失われた世代にしないために(No Lost Generation)」について
「失われた世代にしないために」イニシアティブは、シリア危機による子どもの学習と心の健康への影響を軽減し、シリアと周辺国の子どもたちと若者世代への潜在的で長期に及ぶ影響に取り組むための国際組織、非政府組織、政府によるイニシアティブです。2013年10月に発足し、教育へのアクセスと心のケアの拡大、子どもの保護の強化、社会的結合の支援、平和構築の促進を通じて、シリアの子どもたちが自身、家族、コミュニティの未来をよりよいものとすることを目指しています。