メニューをスキップ
公益財団法人日本ユニセフ協会
HOME > ニュースバックナンバー2014年 > ストーリーを読む
 

シリア緊急募金 第146報
シリア・ダマスカス東部
小学校への攻撃で、子ども11名死亡
今年だけで少なくとも105名が学校への攻撃で犠牲に
ユニセフ・シリア事務所代表による声明

【2014年11月7日 ダマスカス発】

シリアの男の子。※本文との直接の関係はありません
© UNICEF/NYHQ2013-0701/Diffidenti
シリアの男の子。※本文との直接の関係はありません

11月5日水曜日、ダマスカス東部のカブン(Qaboun)地区のアル・ハヤット小学校(Al Hayat Primary School)が攻撃され、子ども11名が死亡し、多数が負傷しました。本件は、紛争4年目となったシリアで、子どもたちが払い続けている痛ましい犠牲を改めて訴えています。ユニセフ・シリア事務所代表ハナア・シンガーによる声明です。

ユニセフ・シリア事務所代表による声明

カブン地区への襲撃は、学校や教師、児童を狙った一連の無差別攻撃のなかで、最も新しいものです。2014年初めから9月末までの間だけでも、シリアにおける国連機関は、このような攻撃が少なくとも35件発生し、子ども105名が死亡、293名が負傷したことを確認しています。実際の犠牲者はこれらの数字よりも確実に多く、入念な計画ののち攻撃された地域もあるとの指摘もあります。

ユニセフは改めて、紛争に関わるすべての勢力には、子どもと学校、そのほかの民間施設を紛争から守る義務があり、その責務を果たすことを求めます。学校は、子どもたちが死や負傷の心配なく、安心して学べる場でなくてはなりません。紛争に関わるすべての勢力には、国際法上また人道法上、子どもを特別に保護する明確な責務があります。

トップページへコーナートップへ戻る先頭に戻る