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シリア緊急募金 第132報
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© UNICEF/NYHQ2014-1126/Khabieh |
シリア・ダマスカス郊外で水を汲むために給水所に集まる子どもたち。 |
8月上旬以降、緊迫した情勢が続くイラク北部。少数派のヤズディ教徒たちは、国境を越えてシリアの難民キャンプへと避難しています。酷暑の中、脱水症状や避難などで命を失った子どもたちもいます。
シリアのみならず、中東の情勢が不安定さを増す中、ユニセフは支援活動を継続。暑さ対策と日々の生活に欠かせない水と衛生の支援のほか、シリア及びイラクで発生が確認されているポリオの大規模予防接種キャンペーンも実施しました。
内戦と激しい戦闘によって、給水や下水施設、また電力施設が被害を受けていることから、浄水が十分に行えず、下痢をはじめ、水に起因する病気の増加が懸念されています。
ユニセフの情勢レポートから、最新のシリアと周辺国の情勢とユニセフの支援活動についてお伝えします。
◆2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数(8月15日時点)
2014年12月31日までの難民予測値と比較した難民数 (8月15日時点) |
グラフ:シリア難民予測値と難民数の比較 |
◆シリア国内で支援を必要とする
子どもの数: 509万人
人々の数:1,080万3,500人
(SHARP 2014年7月)
◆シリア周辺国で難民として登録
または登録待機中の
子どもの数:151万8,749人
人々の数:296万6,798人
(2014年8月15日)
◆必要とされている資金(2014年)
シリア国内: 1億9,379万米ドル*
シリア周辺国:5億7,028万米ドル*
*2014年1月-12月:中期評価反映
◆資金要請のうち不足している割合
<各国の支援活動に必要な資金> |
グラフ:シリア緊急支援に必要な資金要請に比べた不足額 57%が不足している(緑:充足分、赤:不足分) |
【シリア危機:避難民等の数(2014年8月15日時点)】
■シリア国内
影響を受けた人々* | 1,080万3,500人 |
影響を受けた子どもたち(18歳未満) | 509万人 |
国内避難民の数* | 645万5,000人 |
国内避難民となった子どもの数 | 303万人 |
アクセスが限られている場所に住む人々 | 467万人 |
包囲されている場所に住む人々 | 25万5,000人 |
アクセスが限られている場所に住む子ども | 最大100万人 |
出典:*OCHA、2014
他の数値は、人口の46%が18歳未満の子どもであるという2011年の調査及びUNHCRの推計値に基づく
■周辺国
難民として登録された人 | 影響を受けた子ども (18歳未満) |
影響を受けた子ども (5歳未満) |
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レバノン | 112万6,748人 (登録待機中:2万8,207人) |
59万9,430人 | 21万8,589人 |
ヨルダン | 60万9,692人 | 31万9,479人 | 10万9,135人 |
イラク | 21万8,040人 (登録待機中:1,613人) |
8万9,614人 | 3万2,488人 |
トルコ | 82万2,128人 | 43万8,194人 | 14万6,339人 |
エジプト | 13万8,616人 | 6万21人 | 1万8,159人 |
出典:UNHCR、2014年8月15日
※レバノン:別途、地域が受け入れているシリアの人々 150万人と推定 (RRP6推計より)