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ユニセフ協会からのお知らせ

「石鹸で手を洗おう!」
10月15日はグローバル・ハンドウォッシング・デイ

【2008年10月13日 ニューヨーク発】

グローバルウォッシングディのために作られた「手洗いの歌」を歌うオーストラリアの歌手グループ「ウィグルス」。
© UNICEF
グローバルウォッシングディのために作られた「手洗いの歌」を歌うオーストラリアの歌手グループ「ザ・ウィグルス」。

10月15日は、「グローバル・ハンドウォッシング・デイ」。世界60カ国で、一斉に、石鹸で手を洗うことの重要性が呼びかけられます。

石鹸での手洗いは、毎年約350万人もの子どもたちの命を奪っている下痢性疾患と肺炎を防ぐ、最も効果的で経済的な方法のひとつです。

2008年は、国連が定めた国際衛生年。「グローバル・ハンドウォッシング・デイ」は、これを記念し、適切な衛生習慣を広めるためのイベントとして企画されました。

安全な衛生施設(トイレ)の欠如や、悪い衛生状態を原因とする疾患に罹りやすいのが子どもたち。安全でない飲み水、トイレの欠如、悪い衛生状態から引き起こされる下痢性疾患によって、5歳に満たない幼い子どもたちが、毎日5,000人以上命を落としています。

石鹸での手洗いで、下痢性疾患を原因とする子どもの死亡の50パーセント近くが削減できると言われています。

こうした削減を実現するためには、また、そのために、大規模で、コミュニティに根ざした持続的な変化を起こすためには、国と地方政府、国際組織、NGO、宗教指導者、コミュニティの指導者、学校、そして民間企業の協力が不可欠です。

トイレの後、石鹸で手を洗う男の子(中央アフリカ共和国)。
© UNICEF
トイレの後、石鹸で手を洗う男の子(中央アフリカ共和国)。

史上初となる「グローバル・ハンドウォッシング・デイ」は、子どもと学校に焦点を当てます。子どもたちは、学校で適切な衛生慣習を学んだ後、家に戻ってから、家族やコミュニティの人々に、学んだことを伝えます。衛生知識や習慣の普及活動の使者としての役割を果たす可能性を秘めているのです。アフガニスタンやペルーなど世界60カ国で、子どもや先生、親のみならず、著名人、政府関係者、市民社会の人々、民間企業も参加して、石鹸での手洗いの啓発活動が行われます。

石鹸を使った手洗い、特にトイレの後や、食事の前の手洗いは、人々の健康や命の問題、特に、子どもの命の問題を大きく左右します。また、そうした習慣の普及は、貧困の削減にも好影響を与え得るものです。水と衛生分野への投資を強化することは、全てのミレニアム開発目標の達成も促すと言われています。

「グローバル・ハンドウォッシング・デイ」特設サイト(英語)はこちら
http://www.globalhandwashingday.org/

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