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ユニセフ協会からのお知らせ

2月6日は世界FGM/C(女性性器切除)根絶の日(ゼロ・トレランス・デー)

【2008年2月6日】

UNICEF/ HQ95-0172/Giacomo Pirozzi
© UNICEF Egypt/Pirozzi 2005
エジプトの女性たちに、FGMによる健康被害のリスクを教える地域のボランティア、モナ・オマールさん

2月6日は、「世界FGM/C(女性性器切除)根絶の日(ゼロ・トレランス・デー)」です。女性性器切除(=female genital mutilation/cutting、以下FGM/C)とは、アフリカをはじめとする国々で行われている女の子や女性の性器の一部を切除してしまう慣習です。健康に長期的な影響を及ぼすのみならず、心にも深い傷を負わせるFGM/C。毎年、世界中で300万人もの女の子や女性が犠牲になっています。

FGMをはじめ、女性や子どもの健康に影響を与える様々な慣習に起因する問題に取り組むNGO、インター・アフリカン・コミッティー(The Inter-African Committee on Traditional Practices affecting the health of Women and Children —IAC) は、FGMの根絶に向けた国際社会と市民の連携を構築するため、2003年、エチオピアの首都アディスアベバで、「FGM根絶」世界会議を開催。ユニセフをはじめとする国際機関やNGO、各国政府代表や議員、学識経験者、世界の宗教指導者、若者の代表に加え、女性性器切除を処術していた人々などが参加したこの会議は、毎年2月6日を「世界FGM(女性性器切除)根絶の日」とすることを宣言しました。

これまでも国際的な舞台や途上国の「現場」で、様々な形でFGM/Cの根絶に向けて取り組んできたユニセフ。今年も、今月21日からの2日間、スイス・ベルンで、国際会議を開催します。今回の会議では、アフリカ系の移民を通じてヨーロッパにも広がったこの習慣の根絶を目指し、社会的背景の理解に基づいた戦略が議論される予定です。

2月11日(祝)は日本でも

2008年2月11日、FGM/C問題に関するユニセフの報告書発行にあわせ、東京・高輪のユニセフハウスで国際シンポジウム「FGM廃絶の現場から—国境を越えた連帯」を開催した「FGM廃絶を支援する女たちの会(WAAF)」が、東京都江東区教育センターでゼロトレランスデーを記念したイベントを開催します。

<2月11日・ゼロトレランスデー プログラム>

11:00

 

映画「黒い苦しみ」上映(1回目)

12:15〜12:35

 

太鼓演奏(トーキングドラム)

13:00

 

映画「戦士の刻印」上映

14:20 

 

トーク(WAAF創設者ヤンソン柳沢由実子)/人体模型解説

14:50〜15:10

 

太鼓演奏(トーキングドラム)

15:00

 

映画「黒い苦しみ」上映(2回目)

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