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財団法人日本ユニセフ協会
 



東日本大震災緊急募金 第62報
保育園・幼稚園仮設園舎等建設・大規模修繕を支援

【2011年5月24日 東京発】

© 日本ユニセフ協会

日本ユニセフ協会は、地震および津波により被災した宮城県と岩手県の自治体からの要請を受け、保育園や幼稚園等の仮設園舎の建設や大規模な修繕のための支援を決定しました。 その第1陣として、石巻市、気仙沼市、南三陸町、山元町(以上宮城県)、大槌町(岩手県)の保育園や幼稚園、学童保育施設、計7施設の大規模修繕作業や仮設園舎等の建設が間もなく始まります。

[右写真]被災地では多くの幼稚園・保育園も被害を受けた。

© UNICEF/2011/O.Kunii
他の建物と同様、幼稚園の中には瓦礫と化したところも少なくない。

日本ユニセフ協会は、大震災の発生以来、飲料水や肌着などの緊急支援物資の提供や子どもたちの心のケア支援に並行して、学校や幼稚園・保育園の再開のための支援(「バック・トゥ・スクール」や「バック・トゥ・幼稚園」キャンペーン)を展開してまいりました。

大震災発生から2ヵ月が過ぎ、被災地の自治体の行政機能が徐々に回復し、国の支援の形も徐々に見え始めている中、市町村レベルまで教育委員会という組織が存在し、包括的な行政サービスの提供が再開し始めている学校と比べ、未就学児・園児や放課後保育を必要としている子どもたちの支援が遅れています。

© 日本ユニセフ協会

こうした現状を鑑み、日本ユニセフ協会は、地震や津波で全半壊した保育園や幼稚園などの施設の大規模な修繕や仮設園舎の建設などの支援を実施することを決定。その第1陣として、6月1日の開園を目指す岩手県大槌町の大槌保育園(仮設園舎)はじめ、次の7施設に対する支援を始めました。

[右写真]建設が始まった大槌保育園(24日撮影)。