【2005年10月18日】
■ フィリピン：ポリオのない国であり続けるために

フィリピンでは、2000年からポリオ発症がありません。隣のインドネシアで、200人以上の子どものポリオ発症が相次いだことから、この流行を水際で食い止めようと、フィリピンの保健省はユニセフと協力し、緊急に予防接種キャンペーンを行いました。9月からはじまったキャンペーンでは、インドネシアに近いミンダナオやサンホアンガ等の地域で重点的に行われました。これらの地域は、フィリピンの中でも貧しく、予防接種普及率も低い上、内戦が続いています。ちょうど停戦期間中だったこともあり、キャンペーンはうまく進み、65万人の子ども（この地域の子どもの95％）が予防接種を受けることができました。

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