【2006年5月16日】
■フィリピン：お母さんたちが母乳でギネス世界記録樹立

母乳育児の良さを訴えるギネスチャレンジイベントに参加したお母さんたち

5月4日、首都マニラのサンアンドレ・スポーツセンターに3738人のお母さんと赤ちゃんが集結しました。大勢のお母さんたちがマニラ市長の合図で一斉に始めたのは何と授乳！1分間後、これまでの記録1135人を大幅にぬりかえる世界記録が樹立されました。母乳育児は子どもの栄養不良を予防する最良の方法ですが、フィリピンで母乳育児の割合はまだ3分の1以下にとどまっており、子どもたちの深刻な栄養不良の一因となっています。マニラ市とNGOが主催し、ユニセフも支援したこのイベントは、母乳育児の良さを広めようと開かれました。ユニセフは政府や地方自治体、NGOと連携しながら、母乳育児の普及率を50〜60％にまで上げることを当面の目標とし、これからも栄養不良問題に取り組みます。

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