【2005年11月8日】
■ エジプト：街で生きる若い母親のためのシェルターがオープン

シェルターの子どもたち

数ヶ月前まで、ハディールさん（16歳）の家は雑踏の路上でした。様々な危険にさらされ、妊娠もしていました。若いいわば“ストリートマザー”はカイロでは珍しい存在ではありません。ユニセフの支援で、こうした少女達のためのシェルターが初めてカイロ市内に開かれました。母親も子どももここで医療ケアを受け、少女たちは新たな一歩を踏み出すための教育を受けることができます。妊娠してここへきたネスリンさん（21歳）は、「多くの女の子が路上で赤ちゃんを産んでいます。警察が子どもを連れていってしまうことも。私も同じ目にあっていたかもしれない」と話します。まだ街で生きる多くの“ストリートマザー”にいかに支援を広げるかがこれからの課題です。

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